
活動内容Content
大人も子どもも楽しめる、
新しい食育の形を作り上げていく。
子ども達が毎日食べる学校給食を中心に、食材の栄養を余す事なく食べる工夫を様々な方法で取り組んでいます。食材ごとはもちろん、世代ごとに適した食べ方やレシピを発信し、皮ごと食べる文化をつくっています。
野菜や果物の皮には驚くほどの栄養 ( 抗酸化物質 ) が豊富に含まれています。
その栄養の宝庫を余すことなくいただく事で
自分の身体はもとより、世界中で良いことが起きる。
それを作るプロジェクトです。
皮ごと食べる文化を
つくること
私たちの活動は栄養不足問題と
食品ロス問題解決に繋がります。
食が溢れているにも関わらず、日本の子ども達の83%が栄養不足状態
家庭における1人あたりの
食品ロス量は、年間約15kgと試算。
これは、ご飯60膳分に相当します。
またその内訳をみると、食べられるのに
捨てられるものばかり。
1位 : | 直接廃棄 | 109万t |
---|---|---|
2位 : | 食べ残し | 105万t |
3位 : | 過剰除去 | 33万t |
地球温暖化が引き起こす異常気象により、農業で生活を営む多くの国々で、農作物の不作による飢餓・貧困という問題が発生しています。
私たち一人ひとりが食品ロスを減らすことで、家計や環境にもやさしくなり、世界中の飢餓を減らすことにつながります。
水分を多く含む生ごみは、焼却時に多くの二酸化炭素 (CO2) を発生させます。二酸化炭素は地球温暖化の原因の一つ。
皮ごと食べて、生ごみを減らす事で身体はもちろん地球もよろこぶ取組みに繋がります。
50年前と現代の野菜の栄養価を比較※1950年と2015年の数値で比較
参照元 : 文部科学省発表 日本食品標準成分表 2015年版 ( 七訂 ) より
例えば、
普段捨ててしまう玉ねぎの皮も
工夫次第で上手に摂取できる
火にかける前に玉ねぎの皮を入れる
※根菜類はこの時点で一緒に入れる。
5分程煮出して黄色い色のダシになったら皮を取り出す
具材とお味噌を入れて味を調えたら完成
他にもこんな食材を
まるごと食べられる
ピーマン
注目はピーマンのワタ!
ピーマンの“ワタ”にはピラジンという栄養成分が含まれます。
これには、血液の流れをサラサラにする働きがあるといわれています。
最近では育毛効果にも注目が集まっています。さらに、ピーマンのタネには人体に欠かせないミネラルのひとつカリウムが豊富に含まれています。
ハンバーグや、あんかけ肉団子など甘いたれの味付け料理に取り入れると苦味が無くなるので、ピーマン嫌いな子どもにもおすすめです。
ごぼう
注目はゴボウの皮!
近年注目されている抗酸化物質が沢山含まれている代表の野菜です。
特にゴボウの皮には抗酸化物質であるポリフェノールの一種の「クロロゲン酸」が豊富に含まれており、中性脂肪の蓄積や糖尿病の予防に効果が期待できる栄養素です。また同様に、ポリフェノールの一種である「アルクチゲニン」は、膵臓がんをはじめとするがん予防への効果も報告されている栄養素です。まさにゴボウの皮は抗酸化物質の宝庫なのです。
スイカ
注目はスイカの皮の白い部分!
赤い果肉の2倍もの量の「シトルリン」という栄養素が含まれています。シトルリンは、老廃物を体外へ排出しやすくし、身体を酸化から守りコラーゲンの分解を抑える働きがあるので、夏の美容に欠かせない栄養です。
クセが無いので子どもも好んで食べてくれるのも嬉しい。スープやピクルスにして食べるのがおすすめです。
キウイ
キウイフルーツの皮は果肉に劣らず栄養が豊富で、ゴールドキウイの場合は皮ごと食べると食物繊維の摂取量が約2倍、葉酸は34%、ビタミンEは32%多く摂取することが出来ます。葉酸も豊富だから女性に嬉しい果物です。食べ方は薄くスライスして食べるのがおすすめです。皮の毛が多い場合はスポンジ等で表面をこすり毛を少なくします。サラダや、ヨーグルト、また、凍らせて夏のおやつにするのもおすすめです。
理事長濱 裕宣
( 東京慈恵会医科大学 栄養部 )
東京慈恵医大付属病院 栄養部課長 / 専門:栄養学
<経歴>
1988年佐伯栄養専門学校卒業後、東京慈恵会医科大学附属第三病院栄養部入職。分院を経て、2013年東京慈恵医大付属病院へ異動。健康と栄養バランスを大事に、日常生活のなかで活かせる食事ノウハウの普及を目指し、「栄養を捨てない食べ方」を多数のTVや書籍、健康レシピ本で紹介している。
現代の子どもたちの多くは炭水化物や糖質の過剰摂取により慢性的な栄養不足に陥っています。一方で、日本は先進国でトップクラスの食品ロス大国。私たちは毎日ごはん一杯分もの食事を捨ててしまっているのです。
荒木 智行
独立行政法人農林水産消費安全技術センター 横浜事務所長
専門 : 農業経営 / 農業構造等
東京大学農学部農芸化学科卒業後、農林水産省に入省。
これまで、WTO農業、EPA等の...際関係業務、野菜・果樹の生産振興、植物防疫、農薬の登録審査や、原発被災地の営農再開支援に従事。
2007~2009年、国連食糧農業機関 ( 国際植物防疫条約事務局 ) にて勤務。2019年10月より、同月に農林水産省に新たに設置されたデジタル政策推進チームにて、農業DX実現に向けた様々なプロジェクトの企画・推進を担当。現在は農産局総務課 国際室長として輸入品における安全確保や安定供給を担当し、2023年7月からは農林水産省が所管する独立行政法人農林水産消費安全技術センター 横浜事務所長に就任する。
阪口 竜也
フロムファーイースト㈱ 代表
専門 : 環境 / SDGs / 地域活性
ナチュラルコスメブランド「みんなでみらいを」を運営。2009年 Entrepreneur of the year 2009...のセミファイナリスト受賞。2014年よりカンボジアで持続型の植林「森の叡智プロジェクト」を開始。2015年パリ開催のCOP21で日本政府が森の叡智プロジェクトを発表。2017年には、日本ではじめて開催された『第一回SDGsビジネスアワード』で大賞を受賞した。著書に、「世界は自分一人から変えられる」( 2017年 大和書房 )
取違 弘一
元JAあおぞら
専門 : 営農指導 / 生産管理
㈱アグリサポートかごしま 代表
県立農業大学校茶業学部にてお茶の基礎を学び、卒業後は営農指...導員として21年間JAあおぞらに勤務。土づくりを基本として、総合的病害虫雑草管理(IPM)技術や有機栽培技術を確立。
2022年JA退職後は独立し、農家の皆さまの技術指導から販売までサポートしている。
園部 淳也
割烹北新地みなも店主 ㈱みなも代表
専門 : 料理 / レシピ企画開発
株式会社 みなも・株式会社S.JFD 代表取締役
高校卒業後、料理人として料...亭・割烹・ホテル・旅館・居酒屋などで修行後、理想の料理を求め、2007年 大阪北新地に割烹みなもを開業。開業当初から栄養を捨てない食材の活用にこだわり、産地に直接出向き、食材の素晴らしさや生産者の想いを伝えながら、一品一品に思いを込めた料理を提供している。また、食品ロスを防ぐべく、出荷できない素材を研究し、生産者と共に商品開発サポートを行なっている。
理事長濱 裕宣
( 東京慈恵会医科大学 栄養部 )
東京慈恵医大付属病院 栄養部課長 / 専門 : 栄養学
現代の子どもたちの多くは炭水化物や糖質の過剰摂取により慢性的な栄養不足に陥っています。一方で、日本は先進国でトップクラスの食品ロス大国。私たちは毎日ごはん一杯分もの食事を捨ててしまっているのです。これらの問題を解決をすべく、2019年3月から子ども達が毎日食べる学校給食で野菜を皮ごと調理する取組みをスタートさせました。
今後は、学校給食のみならず、一般のご家庭まで皮ごとまるごと食べる必要性(下ごしらえの仕方やレシピ等の情報)を発信し、LINE等を用いて食育プログラムを展開し、皮ごと食べる事が当たり前の世の中を築いて参ります。
荒木 智行( 独立行政法人農林水産消費安全技術センター 横浜事務所長 )
専門 : 農業経営 / 農業構造等
東京大学農学部農芸化学科卒業後、農林水産省に入省。
これまで、WTO農業、EPA等の際関係業務、野菜・果樹の生産振興、植物防疫、農薬の登録審査や、原発被災地の営農再開支援に従事。
2007~2009年、国連食糧農業機関 ( 国際植物防疫条約事務局 ) にて勤務。2019年10月より、同月に農林水産省に新たに設置されたデジタル政策推進チームにて、農業DX実現に向けた様々なプロジェクトの企画・推進を担当。現在は農産局総務課 国際室長として輸入品における安全確保や安定供給を担当し、2023年7月からは農林水産省が所管する独立行政法人農林水産消費安全技術センター 横浜事務所長に就任する。
阪口 竜也
フロムファーイースト㈱ 代表
専門 : 環境 / SDGs / 地域活性
ナチュラルコスメブランド「みんなでみらいを」を運営。2009年 Entrepreneur of the year 2009のセミファイナリスト受賞。2014年よりカンボジアで持続型の植林「森の叡智プロジェクト」を開始。2015年パリ開催のCOP21で日本政府が森の叡智プロジェクトを発表。2017年には、日本ではじめて開催された『第一回SDGsビジネスアワード』で大賞を受賞した。著書に、「世界は自分一人から変えられる」( 2017年 大和書房 )
取違 弘一
元JAあおぞら
専門 : 営農指導 / 生産管理
㈱アグリサポートかごしま 代表
県立農業大学校茶業学部にてお茶の基礎を学び、卒業後は専門営農指導士として21年間JAあおぞらに勤務。土づくりを基本として、総合的病害虫雑草管理 (IPM) 技術や有機栽培技術を確立。
2022年JA退職後は独立し、農家の皆さまの技術指導から販売までサポートしている。
園部 淳也
割烹北新地みなも店主 ㈱みなも代表
専門 : 料理 / レシピ企画開発
株式会社 みなも・株式会社S.JFD 代表取締役
高校卒業後、料理人として料亭・割烹・ホテル・旅館・居酒屋などで修行後、理想の料理を求め、2007年 大阪北新地に割烹みなもを開業。開業当初から栄養を捨てない食材の活用にこだわり、産地に直接出向き、食材の素晴らしさや生産者の想いを伝えながら、一品一品に思いを込めた料理を提供している。また、食品ロスを防ぐべく、出荷できない素材を研究し、生産者と共に商品開発サポートを行なっている。
大人も子どもも楽しめる、
新しい食育の形を作り上げていく。
子ども達が毎日食べる学校給食を中心に、食材の栄養を余す事なく食べる工夫を様々な方法で取り組んでいます。食材ごとはもちろん、世代ごとに適した食べ方やレシピを発信し、皮ごと食べる文化をつくっています。
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